【活用事例】自社EC集客の失敗か?商品別CVR分析で答えが見えた

お世話になります、パークフィールド株式会社スタッフです。
弊社で実際にストックビジョンを運用する中で、とても驚いたことがありました。その事例を、スタッフ個人の目線からご紹介したいと思います。

フラワーレメディ公式ショップの四半期分析で、ストックビジョンの商品別CVR分析を使ってみたところ、非常に驚いた出来事がありました。今回はその驚きを、皆様に共有したいと思います。

自社EC集客の失敗か?GA4・GSCで見えた驚きの兆候

最初にGA4を開いたとき、目に飛び込んできた数字にとても驚きました。4月から6月にかけて、アクセスユーザー数はほぼ半減していたのです。

一瞬で、冷や汗が出ました。
「これは自社EC集客の致命的な失敗かもしれない」。

しかし、さらに詳細な分析を進めると、意外なデータも見えてきました。アクセス数の減少と反比例するように、平均エンゲージメント時間は3倍にも急増していたのです。

この傾向は、GSCでも同様でした。検索結果画面の平均表示回数は約20%下落していたものの、平均クリック率は向上し、検索からの流入水準そのものは維持されていました。

この背景にあるのは、この四半期の途中で広告配信を縮小したことです。しかし、結論を出すにはまだ早すぎます。

浮かび上がった、2つの「仮説」

この時点で、私の頭の中には、2つの仮説が浮かんでいました。

一つは、CVR向上の成功という仮説です。広告を縮小したことで、購買につながりにくいユーザーのアクセスが減り、結果的に購買につながるユーザーの割合が高まったのではないか。エンゲージメント時間の3倍増が、その査証と考えられます。もしこの仮説が正しければ、無駄な広告コストを削減できたという良い話になります。

しかしもう一方の仮説は、集客の失敗です。もしそうであれば、集客半減というEC運営にとって致命的な課題を見過ごすことになりかねません。

集客の失敗か、CVR向上の成功か…GA4やショップデータだけでは判断できない

二つの相反する仮説のうち、どちらが正しいのか。GA4・GSCだけでは、それを判断する材料がありませんでした。

そこで、まず確認したのがショップの月間売上額データです。すると、売上額は4月から6月にかけて約28%上昇していました。

しかし、「売上が上がっているから集客の失敗ではない」という判断は、まだできません。本来ならもっと伸ばせたはずの売上が、集客の失敗によって機会損失になっている可能性も残るからです。6月は新商品の入荷もあり、その影響による売上増加分も加味する必要があります。

つまり、本当に判断したいのは、「集客の失敗」なのか「CVR向上の成功」なのか、という点です。それを結論付けるデータは、手元にありませんでした。

makeshopの管理画面とアプリ活用で売上改善を進めるイメージ

必要なデータは、「商品別CVR」

もしこれが「CVR向上の成功」なら、6月の新入荷商品だけでなく、ショップ全体で各商品のCVRが向上しているはずです。

逆に、ショップ全体のCVRが改善されないまま、一部の新入荷商品だけが売上増加を牽引しているのだとしたら、それは「集客の失敗」によるショップの危機だと考えられます。新商品による牽引は長くは続かないからです。

二つの仮説のどちらが事実なのか。それを確定させるために必要なのは、商品ごとの正確なCVRデータでした。それを検証できるのが、ストックビジョンの商品別CVR分析でした。

「かもしれない」を確信に変えた、ストックビジョンの【商品別CVR分析】

ストックビジョンの管理画面にログインし、商品別CVR分析の一覧ダッシュボードを開きます。まずは4月1日~4月30日を期間指定。ショップ全体の表示回数、平均CVR、売上額、利益額が一目でわかります。今度は、期間指定を6月に変えて再確認。

するとこの時点で、4月→6月の平均CVRが倍増していることがわかりました。

さらに、商品別のCVRも確認していきます。高い順に並び替え、上位商品をクリックして商品詳細分析の画面で、表示回数と注文数を確認していきます。すると、一部の商品だけでなく、多数の商品で全体的にCVRが向上していることがわかりました。

つまり、「集客の失敗」ではなく「CVR向上の成功」だったという仮説が、商品別CVR分析のデータによって裏付けられたのです。

商品別の売上ランキングと収益ランキングを並べて違いを示した比較図

この体験で実感した、ストックビジョンの商品別CVR分析の"強さ"

今回の体験は私にとって、非常に新鮮な驚きをもたらすものでした。

長年Webマーケティングに携わってきた人間として、正直に申し上げます。GA4を駆使したり、一般的なECデータ分析をしても、結局のところ「〜かもしれない」「〜と考えられます」に留まるレポーティングしかできない。そんなケースが非常に多いのが実情です。

特に今回のようなケースは、「集客の失敗の可能性もあるし、CVR向上の成功の可能性もある」。しかし、それで留まってしまったら、EC運営の現場は、「今やっていることが正しいのか、間違っているのか」すら判断できません。この"仮説の壁"を、従来の分析ではどうしても越えられないことも、残念ながら非常に多かったのです。

しかし、それを大きく変えたのが、ストックビジョンの商品別CVR分析です。

ショップで今、何が起きているのか。
それを明確に、かつ正確なデータに基づいて"見える化”できることは、従来のEC分析ツールやアクセス解析ツールにはない、強力な特長だと実感しました。

AI時代の今だからこそ、ストックビジョンは、全てのECショップに必要

今、世の中はAIバブルと言われています。AI技術はめざましく発展しており、EC運営にとっても決して他人事ではありません。

しかし、どれだけAIが賢くなっても、分析する元データがなければ、結局は確たる答えは出せません。その元データを的確に提供できるのが、ストックビジョンの商品別CVR分析だと感じています。

EC運営は、「わからないこと」の連続です。GA4、GSC、そしてECカートの標準機能だけでは、どれほど優秀なAIを駆使しても「かもしれない」止まり。そんな手探りの状況を抜け出し、自信を持って「こうだ」と決めるために欠かせないのが、ストックビジョンの商品別CVR分析です。

全てのECショップにとって、欠かせないツールになると確信しています。

 商品ごとのCVR・売上・収益・在庫を一覧で見える化し、「売れ筋」と「稼ぎ頭」を切り分ける。ストックビジョンは、EC運営に欠かせない各種データを、商品単位で正確に可視化します。まずは自社の数字を確認してみませんか?お気軽に、ご相談下さい。