ネットショップで商品が売れないときの点検表|商品ページ・在庫・購入導線

ネットショップで商品が売れないとき、すぐに広告や値引きを増やしたくなるかもしれません。その前に確認したいのが、お客様が商品を選び、安心して注文できる状態になっているかどうかです。

担当者は商品をよく知っているため、説明不足や操作の分かりにくさに気づきにくいことがあります。まず1商品を選び、初めて来店したお客様の視点で、商品ページから購入手続きまでを点検してみましょう。

最初に点検する商品を1つ選ぶ

すべての商品を一度に見直す必要はありません。アクセスがあるのに注文が少ない商品、主力として販売したい商品、問い合わせが多い商品などから1つ選びます。アクセス自体が少ない商品では、ページの点検とあわせて、商品にたどり着く導線も確認します。

「売れない」の原因をショップ全体の数字から切り分けたい場合は、集客・購入率・客単価の診断表をご覧ください。ここでは、実際のページと購入操作に絞って点検します。

スマートフォンで確認する8項目

普段使っている管理画面や大きなPC画面から離れ、スマートフォンで商品ページを開きます。会員向けの価格や配送条件がある場合は、ログイン前後の違いも確認しましょう。

項目確認すること
商品情報用途・サイズ・素材・内容量など、選ぶために必要な情報があるか。写真と説明が同じ商品を示しているか
選択肢色・サイズ・数量を迷わず選べるか。選択に応じて価格や在庫が正しく変わるか
価格と追加費用表示価格の条件が分かるか。送料やギフト料金の確認先が見つかるか
在庫選んだバリエーションを注文できるか。在庫表示とカートの挙動が一致するか
納期発送予定か到着予定かが分かるか。休業日や取り寄せの条件が確認できるか
購入ボタン必要な選択を終えたあと、ボタンが見つかり、押せるか。固定表示に隠れていないか
購入手続き入力欄やエラー文が分かりやすいか。利用可能な配送・決済方法を確認できるか
購入後の案内問い合わせ先や返品・交換条件が見つかるか。注文確認の案内を準備しているか

購入手続きの検証には、自社で定めたテスト方法を使います。通常の注文をそのまま確定すると、課金や出荷が発生する場合があるため、検証の範囲と手順を担当者間でそろえておきましょう。

値引きの前に、購入判断に必要な情報をそろえる

たとえば、ギフトとして選ばれる商品なら「包装できるか」「希望の日までに届くか」が判断材料になります。サイズ選びが必要な商品では、寸法だけでなく、測り方や選ぶ際の注意点も役立ちます。商品に合った情報が、お客様の判断する場所で読めることが大切です。

説明は長ければよいわけではありません。選択肢や購入ボタンの近くには、注文前に確認する情報をまとめ、詳しい説明へ進めるようにします。特集ページでは「すぐ届く」と紹介しているのに、商品ページでは取り寄せになっていないかなど、ページ間の食い違いも確認してください。

カート周辺で起こる迷いは、アクセスはあるのに売れないECサイトの記事でも解説しています。

「在庫あり」でも、出荷できる状態とは限らない

複数の販売先で共通の在庫を使う場合、画面上の数量と実際に販売できる数量の更新タイミングを確認します。取り寄せ品、予約品、ギフト加工が必要な商品は、それぞれ出荷までの条件が異なります。

また、色やサイズの一部だけが欠品している商品では、商品全体の在庫表示だけでは判断できません。お客様が選択した状態で、在庫と納期を確認できるかを点検します。

問い合わせの文面も点検材料になります。同じ商品のサイズや納期について質問が続いているなら、説明を追加する場所を探す手掛かりになります。納期の伝え方は、EC納期表示の作り方を参考にしてください。

点検結果は「修正すること」まで1行で残す

確認して終わりにしないために、記録には担当者と再確認日を入れます。次のような形式なら、担当が交代しても作業を引き継ぎやすくなります。

対象:商品A/確認端末:スマートフォン
気づき:サイズ選択後の発送予定が分からない
修正:選択肢の下に発送予定の案内を追加する
担当・実施日:担当者名、実施予定日
再確認:表示と注文操作を確認し、問い合わせ・注文の変化を記録する

明らかな表示の誤りや購入できない不具合は優先して修正します。説明や見せ方を改善する場合は、変更点を絞り、アクセス数・注文数・問い合わせ内容などを確認します。注文が少ない商品では短期間の数字が大きく動きやすいため、十分な観測期間を取って判断しましょう。

1商品を点検し、改善をほかの商品へ広げる

商品が売れないときは、1商品を選んで「選べる・費用が分かる・届けられる・注文できる」を順に確かめます。見つかった問題を記録して直し、似た条件の商品にも同じ問題がないかを確認すると、作業を広げやすくなります。

ストックビジョンでは、商品別データの確認や、在庫・納期などの情報を販促につなげる運用を支援しています。商品データから点検対象を選ぶ方法や、表示改善の進め方は、お問い合わせフォームからご相談ください。